「VIX指数チャート」ボラティリティー・インデックス
VIX指数解説
(別名恐怖指数)
※VIX指数(ボラティリティー・インデックス)は、シカゴ・オプション取引所(CBOE)が1993年に考案し、市場に対する投資家の恐怖心(=相場の不安感)を反映する指数のひとつとされている。
 算出方法はS&P500種株価指数のオプション指数を元に算出される。
 VIX指数の特性としては、株式と逆相関であり、株式か下落するとVIX指数は上昇する傾向になり、逆に株式が上昇傾向になるとVIX指数は下がる動きをする。
 
FXで円安又は円高傾向かを占う上で、市場でのリスク指向が高くなりつつあるとVIX指数は上昇傾向になるので、リスク回避の円買いに警戒が必要になる。逆にVIX指数が低いときは比較的、市場が安定していて、円キャリートレードも進行しやすく、円安になりやすい等の目安になる。
過去のVIX指数の動き
1990年8月
イラク、クウェートに侵攻、翌年1月多国籍軍によるイラク攻撃(36.20)


1997年10月
アジア経済不安による株価下落が発生、ニューヨーク証券取引所一時取引停止(38.20)


1998年8月
ロシア通貨危機発生、ヘッジファンドLTCM破綻による金融危機(45.74)


2001年9月
米中枢同時テロ(43.74)

2002年7月
米企業会計不信問題(45.08)


2003年3月
米、イラク侵攻(34.69)


2007年8月
サブプライムローン問題(30.83)

VIX指数は通常10〜20の範囲内で推移しますが、こういった先行き不安が起こると、大きく上昇します。